2025年03月24日
春は花粉症の季節。鼻づまりや目のかゆみなど、辛い症状に悩まされる方も多いのではないでしょうか。東洋医学では、花粉症は「気」の滞りによって引き起こされると考えています。今回は、春にぴったりな「気」の巡りを良くするセルフケアをご紹介し、花粉症の予防に役立てていただける方法をお伝えします。
1. 「気」を巡らせるための簡単なストレッチ
東洋医学では、気の流れがスムーズであることが健康の基本とされています。特に春は「気」が外に向かって活発に動く時期ですが、この時期に「気」が滞ると、花粉症などのアレルギー症状が出やすくなります。簡単なストレッチで、体内の気の流れを良くしましょう。
- 肩甲骨を回す:両肩を前後に回すことで、肩のコリをほぐし、肩周りの気の巡りを改善します。特に肩甲骨周りは、気の流れに重要な部分です。
- 背伸びをする:両手を上に伸ばして、深呼吸をしながら背中を伸ばすことで、胸の気を開放し、呼吸を深くしてリラックスします。
- 首回し:首をゆっくりと回すことで、頭部への気の流れを促進し、リフレッシュできます。
2. 「気」を高める呼吸法
呼吸は気の流れを調整する最も簡単で効果的な方法です。深い呼吸を意識的に行うことで、体内の気を循環させ、花粉症の予防につながります。
- 腹式呼吸:鼻から息を吸い、腹部を膨らませるように深く吸い込んで、ゆっくりと吐き出します。この呼吸法は、全身の気の巡りを良くし、リラックス効果も高いです。
- 瞑想呼吸:1日5分程度、静かな場所で瞑想をしながら、深い呼吸を繰り返すと、心の「気」も落ち着き、アレルギー症状を軽減する効果が期待できます。
3. 「気」を活性化する食事法
花粉症を予防するためには、体内の「気」を整えることが重要です。そのために、日々の食事でも気を高めることができます。以下の食材を意識的に摂り入れて、春の「気」の流れをサポートしましょう。
- ネギや生姜:温かい食材で体を温め、気の巡りを促します。特に春は体が寒さから暖かくなる時期なので、ネギや生姜を使った料理を取り入れるのが効果的です。
- 豆類や黒ゴマ:「気」を補うために、豆類や黒ゴマを摂取すると良いです。これらはエネルギーを補充し、免疫力を高めます。
- 旬の野菜(春菊やアスパラガス):春に旬を迎える野菜には、気を高める効果があるものが多いです。これらを積極的に摂取することで、花粉症の予防にもつながります。
4. ツボを押して気の流れを整える
東洋医学では、特定のツボを刺激することで、気の流れをスムーズにすることができます。花粉症の予防にも役立つツボを押して、症状の緩和を目指しましょう。
- 合谷(ごうこく):手の甲にあるツボで、頭痛や鼻づまり、アレルギー症状に効果があります。親指と人差し指の間に位置しているので、そこを押し揉みます。
- 迎香(げいこう):鼻の脇にあるツボで、花粉症の鼻詰まりや鼻水を緩和する効果があります。両鼻の脇を指で優しく押しながら、呼吸を深くしましょう。
5. 生活環境を整える
気の巡りは生活環境にも影響されます。春の花粉や気候の変化に対して、環境を整えることが大切です。
- 室内の湿度を保つ:乾燥した空気は花粉を舞い上げやすいため、加湿器を使って湿度を調整しましょう。
- 外出後の鼻うがい:花粉が付着したままでいるとアレルギー症状が悪化します。外から帰ったら鼻うがいをして、花粉を取り除きましょう。
まとめ
春の花粉症は、東洋医学では「気」の滞りが原因とされています。気の巡りを良くするセルフケアを実践することで、花粉症を予防し、より快適な春を過ごすことができます。ストレッチや呼吸法、食事の改善、ツボ押しなど、日々取り入れられる方法で、春の花粉症に負けない体作りをしていきましょう!